よくいうよ自民党!   「第31吉進丸拿捕事件」 に見る小泉外交の本質

「第31吉進丸拿捕事件」に見る小泉外交の本質
http://blog.goo.ne.jp/staticdesk99/e/7443b7967a8f042c4fa16b42114f2ca5

2006-08-19 23:24:01

カテゴリー: 日本政府(小泉内閣・安倍内閣)

■8月16日に第31吉進丸がロシア国境警備局に銃撃されて、一人の乗組員が死亡、三人が拿捕されて連行される事件が発生した。この事件の原因についてロシア側の言い分は、日ロで取り決めた中間線を越えて、密漁していたが原因であると主張している。

■仮に取り決めた中間線を越えて密漁をしていたとしても、一般の漁船を銃撃するのは、いささか行き過ぎであり、ロシア側は故意による射撃ではなく、威嚇であったとはしているが、釈然としないものがある。故意による射撃で無かったとしても一人死亡の結果はとても重い事実であり、痛ましい事だ。

■この事件について、政府が懸命に対応している姿が見えない。特に小泉氏や安部氏の姿が見えないのは問題ではないだろうか。小泉氏と安部氏は休暇中であるらしいが、以前は、危機管理の観点から、首相と官房長官が同時に休暇を取る事はしなかったと聞く。

しかし、今回は両方が同時に休暇を取っているところに、この様な死者がでるような事件が起こってしまった。これについて関係者に「気の緩み」を指摘する声も有るらしいが、まったくその通りであり、油断以外の何物でもない。

事件発生前の不手際は仕方が無い部分も有るだろうが、事件発生後の政府の対応にも、緊張感が感じられず(この事が問題の本質)、特に小泉氏や安部氏は休暇を返上してでも、この事件の陣頭指揮をとるべきである。

鈴木宗男氏の ― 日本人が殺され、国益が侵害されているときは(官僚ではなく)閣僚自らが会って抗議するのが国家の威信というものだ。― の発言に有るように、一義的には麻生外務大臣に責任はあるだろうが、首相も人任せではなく自らも意思表示すべきだ。

■これらのロシアの過激な対応は、ロシア外交の停滞が原因であると一部では考えられている。もし、ロシア外交の停滞が原因なら問題だ。日本政府は、この様な事件が発生しないように両国は緊密に連絡を取れる体制にすべきであっただろうし、両国共同で密漁取締りが出来る体制を作るべきであったのではないだろうか。

■自民党はよく、政権担当能力の有無を主張する事があるが、近頃の中韓外交やこの度の事件についての対応をみていると、小泉内閣、しいては自民党に政権担当能力など存在するのか疑問である。とても政権担当能力があるようには見えない。

政権担当能力とは、観念的でなく、実質的、現実的な行動や政策を推進することだと思うが、自らの私的な感情を何よりも優先する今のあり方に、政権担当能力などあるのだろうか。この程度の政治を指して政権担当能力があるとするなら、どの政党が政権を取ろうが政権担当能力がある事になる。(政権担当能力など幻でしかない)。

■実質的国益や、国民全体の安寧よりも、為政者の面子を優先したり、死者が出るような重大事件について迅速に行動できないようでは、政府としては失格である。「興味が有るか無いか」によって対応がまったく違う。この拿捕事件は小泉外交の本質を端的に表している。



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―以下参考記事―

http://www.asahi.com/politics/update/0817/005.html
塩崎外務副大臣をロシアへ派遣 漁船銃撃・拿捕事件
2006年08月17日22時16分 
北海道根室市のカニかご漁船第31吉進丸がロシア国境警備局に銃撃、拿捕(だほ)された事件で、政府は17日夜、塩崎恭久外務副大臣をモスクワに出発させた。塩崎氏は18日にもロシア外務省幹部らと会い、死亡した盛田光広さんの遺体と、拘束中の坂下登船長ら乗組員3人、第31吉進丸の引き渡しを求めるとともに、今後の安全操業の確保について話し合う考えだ。  

塩崎氏は17日、朝日新聞の取材に対し、ロシア政府との協議では、遺体の返還要求などに加え、「再発防止に向けた枠組み、ルール作りについて互いに考え方を整理し、問題意識を共有したい」と語った。 また、外務省の山中ヨウ子政務官も17日、根室市に入った。ロシア側との調整がつき次第、海上保安庁の船で国後島に向かい、遺体引き取りや情報収集にあたる。政府は山中氏と乗組員との面会も申し入れているという。  

外務省の説明によると、ロシア側は日本側に対し、できるだけ早く遺体の引き渡しをする意向を伝えている。政府は引き渡しに必要な手続きや北方四島周辺の天候を考慮したうえで、18日以降できるだけ早く船を国後島に派遣したい考えだ。  ただ、日本側が同時に求める乗組員3人と第31吉進丸の引き渡しについては、「遺体と一緒に戻されるかどうかは分からない」(外務省筋)とされる。同省によると、拘束された3人は一切外傷がなく、健康状態は良好だが、乗組員の訴追に関する説明はロシア側からなく、引き渡し要求については「検討する」と返答があるだけだという。

http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20060819/m20060819004.html
鈴木宗男氏、外務省の対応を厳しく批判
2006年 8月19日 (土) 03:49
鈴木宗男衆院議員は18日、札幌市内で開かれた会合で、日本漁船がロシア国境警備艇に銃撃・拿捕(だほ)された事件について「日本人が殺され、国益が侵害されているときは(官僚ではなく)閣僚自らが会って抗議するのが国家の威信というものだ。(外務省は)この5年間、領土問題などでどれだけの実績を上げたのか」などと外務省を批判した。ロシアについても「いかなる理由があっても丸腰の船員を撃ってはならない。やりすぎだ」と述べた。

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20060819/20060819id21-yol.html
漁船銃撃、ロシア側の姿勢に日本側は手詰まり状態
2006年 8月19日 (土) 21:32
【モスクワ=古本朗】日本人乗組員一人の犠牲を生んだロシア国境警備隊による日本漁船銃撃・拿捕事件を巡る日露政府間協議で、日本側は19日時点で、「停船命令を無視した密漁漁船への警告射撃は正当だった」とする露側の強硬姿勢に直面、事実上の手詰まり状況に陥っている。  

塩崎恭久外務副大臣は18日、アレクセーエフ露外務次官らと会談し、銃撃、拿捕に改めて抗議するとともに、坂下登船長(59)ら国後島で拘束されている漁船乗組員3人の即時引き渡しなどを要求したが、露側は、刑事事件としての取り調べが終了するまで、身柄返還には応じない構えを崩していない模様だ。このため、「『人道的見地から最大限の努力をする』と述べたアレクセーエフ次官らの言辞に期待する」(日本側関係者)以外に打つ手がないのが実情だ。

塩崎副大臣は19日夕(現地時間)までモスクワに滞在するが、ラブロフ外相ら露政権幹部との会談は同日、設定されていない。

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